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プリクラの歴史と落書き文字の文化
更新日:2026年10月17日
友達と狭いブースに入って、撮った写真にペンで日付や名前を書き込む。プリクラ(プリントシール機)は、平成の若者文化を代表する遊びのひとつです。このページでは、プリクラの歩みと、写真に書き込む「落書き文字」の文化を振り返ります。
プリクラの始まり
最初のプリクラは、1995年7月にセガとアトラスが出した「プリント倶楽部」です。その場で撮った写真が小さなシールになって出てくるという手軽さが受けて、ゲームセンターを中心に一気に広まりました。1997年6月末の時点で、累計の出荷台数は約2万2000台にのぼったとされています。
「プリクラ」という呼び名は、もともとこの「プリント倶楽部」の愛称です。その後、多くのメーカーが同じような機械を出すようになり、写真シールの機械をまとめて「プリクラ」と呼ぶのが一般的になりました。
進化していったプリクラ
プリクラは毎年のように新しい機種が登場し、そのたびに流行が生まれました。
- 全身プリ:1998年ごろには、顔だけでなく全身を写せる機種が女子高校生を中心に流行しました。
- 盛れるプリ:1999年ごろには、肌を白く明るく写す機種が「盛れる」と話題になりました。
- 落書きの充実:ペンの色や太さ、スタンプの種類が増え、写真をどう飾るかも楽しみのひとつになっていきました。
写真に書き込む「落書き文字」
撮影のあとに画面でペンやスタンプを使って写真を飾る「落書き」は、プリクラの醍醐味です。限られた時間の中で、友達と画面を分け合いながら書き込むのも楽しい時間でした。
よく書かれていたのは、次のような内容です。
- 日付と場所:「いつ、どこで撮ったか」を残しておくのは定番でした。
- 名前やあだ名:写っている人の名前を、ローマ字やかわいい字体で書き込みます。
- ひとこと:「なかよし」「LOVE」「ずっといっしょ」のような、仲の良さを伝える言葉がよく使われました。
- 記号や飾り:ハートや星、キラキラを散りばめて、写真をにぎやかにします。
文字の形にもこだわりがありました。丸っこい手書き文字や、わざと崩した文字、ギャル文字を書き込む人もいて、落書きの文字そのものが、その人らしさを表すものになっていました。
プリ帳と交換の文化
撮ったプリクラは、手帳やノートに貼って集める「プリ帳」にまとめるのが定番でした。友達とプリクラを交換し合って、プリ帳がどれだけ埋まっているかが、交友関係の広さのように感じられることもありました。プリ帳のページにも、ペンで日付やひとことを書き添えて、自分だけのアルバムを作っていきます。
今も続くプリクラ
スマホで手軽に写真が撮れるようになった今でも、プリクラは形を変えて楽しまれています。2025年には誕生30周年を迎え、撮った画像をスマホに送れる機種も当たり前になりました。落書きで写真に気持ちを書き込むという楽しみ方は、平成から今まで受け継がれています。
あの頃の落書き文字の雰囲気を文章で楽しみたいときは、ギャル文字変換や懐かし顔文字一覧も使ってみてください。