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顔文字の歴史:(^_^)はどこから来た?
更新日:2026年10月16日
(^_^) や (´・ω・`) のように、記号を組み合わせて表情を作る顔文字。今では海外でも「kaomoji」として知られていますが、いつ、どのように生まれたのでしょうか。このページでは、顔文字の歴史と、日本の顔文字ならではの特徴を振り返ります。
はじまりは横向きの「:-)」
記号で顔を表す試みとしてよく知られているのが、アメリカのカーネギーメロン大学で1982年9月19日に投稿された「:-)」です。計算機科学者のスコット・ファールマンさんが、大学の電子掲示板で「冗談の投稿には :-) を付けよう」「冗談でないものには :-( を付けよう」と提案しました。文字だけのやりとりでは、冗談が冗談だと伝わりにくかったからです。
この「:-)」は、首を左に傾けて見ると笑顔に見える横向きの顔です。英語圏では今でも、この横向きのスタイルが主流です。
日本で生まれた縦向きの顔
日本では、1986年ごろにパソコン通信の「アスキーネット」で、(^_^) のような顔文字が使われ始めたとされています。考案者としては、若林泰志さんの名前がよく挙げられます。
日本の顔文字の特徴は、首を傾けなくてもそのまま読める縦向きの顔であることです。そして、表情の中心が口ではなく目にあることもよく指摘されます。「^ ^」でにっこり、「; ;」で涙、「@@」で目が回る、というように、目の形を変えるだけで気持ちを表せます。全角の記号や、ひらがな・カタカナまで使える日本語の文字の多さも、表情の豊かさを後押ししました。
掲示板とケータイで大きく広がった
1990年代の終わりから2000年代にかけて、顔文字は一気に身近になります。
- ネット掲示板:匿名掲示板「2ちゃんねる」では、(´・ω・`) や (・∀・) のような独特の顔文字や、モナーなどのアスキーアートが次々に生まれました。外国語の文字まで使った顔文字は、のちに海外の掲示板にも広がっています。
- ケータイのメール:ケータイの文字入力には顔文字の候補が出る機能が入り、記号を探さなくても顔文字を入れられるようになりました。絵文字と組み合わせて、メールを飾るのが当たり前になっていきます(くわしくはガラケーのメール文化を振り返るへ)。
この時代には、( ´ ▽ ` )ノ のように手や体の動きまで付けた顔文字や、☆彡 などの飾り記号と組み合わせたものも人気になりました。
顔文字と絵文字のちがい
顔文字は、ふつうの文字や記号を組み合わせて作るものです。一方の絵文字は、😊 のように1つの文字として用意された絵です。絵文字はもともと日本のケータイ会社ごとに独自に用意されていましたが、のちに世界共通の文字コードであるUnicodeに取り入れられ、今では世界中で使われています。
絵文字やスタンプが当たり前になった今でも、顔文字が使われ続けているのは、組み合わせ次第でいくらでも新しい表情を作れる自由さがあるからかもしれません。
顔文字を楽しむなら
平成のころによく使われた顔文字は、平成の懐かし顔文字一覧にまとめています。タップするだけでコピーできるので、SNSやメッセージで気軽に使ってみてください。