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平成のギャル語辞典|チョベリバからあげぽよまで
更新日:2026年10月19日
平成の30年間には、ギャルや若者の間から、たくさんの新しい言葉が生まれました。テレビや雑誌で紹介されて大人にまで広まったものもあれば、あっという間に消えていったものもあります。このページでは、平成に流行したギャル語の意味と、言葉が生まれた仕組みを紹介します。
ギャル語はどうやって作られたのか
ギャル語の作り方には、いくつかの決まったパターンがあります。
頭文字をつなげる
「MK5」「MM」「KY」のように、言葉をローマ字にしたときの頭文字をつなげる作り方です。知らない人には意味が分からないので、仲間うちの暗号のような楽しさがありました。ネットの「kwsk」のような言葉とも似ています。
とことん短くする
「了解」を「りょ」、「半端ない」を「ぱない」にするように、言葉を極限まで縮める作り方です。携帯のメールで早く返事をしたい、という気持ちとも相性がよかったのでしょう。
語尾にかわいい音を付ける
「あげぽよ」の「ぽよ」、「おけまる」の「まる」のように、意味のない音を付けて、言葉の印象をやわらかくする作り方です。
英語と日本語を混ぜる
「チョベリバ」は、日本語の「超」と英語の「ベリー・バッド」を組み合わせた言葉です。外国語をくだけた形で取り入れるのも、ギャル語の特徴です。
言葉と意味の一覧
- チョベリバ
- 「超ベリーバッド」の略で、最悪という意味。反対の「チョベリグ(超ベリーグッド)」とセットで、平成の前半を代表するギャル語です。
- MK5(エムケーファイブ)
- 「マジでキレる5秒前」の略。怒りが爆発しそうなことを、アルファベットと数字で軽く表しました。
- MM(エムエム)
- 「マジでむかつく」の略。頭文字だけをつなげる言葉づくりが流行しました。
- KY(ケーワイ)
- 「空気が読めない」の略。場の雰囲気に合わない言動をする人を指し、平成の後半に大きく広まりました。
- ぱない
- 「はんぱない(半端ない)」をさらに縮めた言葉で、すごい、とんでもないという意味。
- あげぽよ
- テンションが上がって気分がいいこと。反対は「さげぽよ」。語尾に「ぽよ」を付けて、言葉をやわらかくかわいくしていました。
- テンアゲ
- 「テンションアゲアゲ」の略で、気分が最高に盛り上がっていること。
- おこ
- 怒っていること。怒りが強くなるにつれて「まじおこ」「激おこぷんぷん丸」と長くなっていく言葉遊びも生まれました。
- りょ
- 「了解」をとことん短くした返事。メールやメッセージで素早く返すときに使われました。
- おけまる
- 「OK」に「まる」を付けた返事。かわいらしく了解を伝える言葉です。
- ガン見
- じっと見つめること。「ガン」は強調の言葉で、今でも普通に使われています。
- 鬼〜
- 「鬼かわいい」「鬼早い」のように、程度がとても大きいことを表す強調の言葉。
言葉は文字の遊びにも広がった
ギャル語は、話し言葉だけでなく、書き言葉の遊びにもつながっていました。ひらがなを記号に置き換えるギャル文字、メールの文末を飾る顔文字、プリクラに書き込む落書き文字。言葉と文字の両方で、自分たちらしさを表現していたのです。
今では「死語」になった言葉も
「チョベリバ」や「MK5」は、今の若い世代には通じないことも多く、「死語」として紹介されることもあります。一方で、「ガン見」や「鬼〜」のように、すっかり普通の言葉として定着したものもあります。
流行語は、その時代の空気をそのまま閉じこめたタイムカプセルのようなものです。懐かしい言葉を使うときは、相手が分かるかどうかを少し気にしながら、会話のスパイスとして楽しんでみてください。ネットで生まれた言葉は平成のネットスラング集にまとめています。